泥炭採掘跡地の報告会

幌延町にある法昌寺とんこり堂を会場に下サロベツ原野における泥炭採掘跡地調査の報告会を開催いたしました。
とんこり堂での簡単な泥炭地に関する説明のあと、現地の見学に向かいました。

まず、幌延ビジターセンターの展望台からサロベツ原野の全景を眺めました。その後、一つめの採掘跡地へ移動です。

ここでは開放水面に渡り鳥が来て、営巣場所として利用してることを説明しました。

次は、今回是非とも紹介したかった「ササ原の中に高層湿原植生が出現する泥炭採掘跡地」に向かいました。

ここでは、地下水位と湿原植生の話をし、泥炭採掘によって相対的に地下水位が上がったために高層湿原植生が出現しているという話をしました。
ササ原に出現する高層湿原植生には驚いていただき、地元の方を含め感動していただけたように思います。
身近にある場所に*1、面白いこと・大切なもの*2があり、この事を多くの人に知らせていきたいという話で報告会を終えました。

今年もこの場所の調査に取り組みます。
[は。]

*1:意外にも

*2:今回は高層湿原植生