稚咲内砂丘林を散策

はじめに、
今回入林した場所は、利尻・サロベツ国立公園の特別保護地区になります。
たとえ個人での入林であっても、関係機関への届け出が必ず必要です。ご協力をお願いいたします。



今回の入林の目的は、来年度に企画・開催するグリーン・ツアーの下見です。*1
昨日の雷が鳴るような雨から、一転、本日は快晴でした。
今回の下見は、二つのコースについて行いました。一つは4時間30分のコース、もう一つは1時間30分のコースになります。
朝はまず4時間30分のコースに入りました。
上の写真は、このコースにある名前もなき沼です。ここを我々はシカツノ沼と呼んでいます。*2
このシカツノ沼は、景色もよく最高の休憩ポイントです。今日はここで昼食タイムとしました。
ここに至る道中、秋と言うこともあり様々なキノコたちを見ることができました。

このような、何ともいえない色をした、変な形のキノコ。これは、ベニナギナタタケです。このキノコは、コース上の至るところで見ることができます。地中からニョキッと生えたオレンジのキノコは、どうしても目に入ります。なかなか異様な光景(笑)です。




昼食後はカラ類のさえずりを聞きつつ、林内を散策です。
木漏れ日が気持ちいいです。











そのあと行った、1時間30分のコースではこのようなキノコも生えていました。
これは、ヤマブシタケ。図鑑によるとこのキノコに含まれる脂肪酸化物には、「痴呆性を改善する」作用があるそうです。この有用な作用は気になるのですが、ここは国立公園内のためもちろん採集は禁止です。






最後にきれいな写真を一枚。1時間30分のコースの最終目的地「クマミズアビ沼」です。
きれいでしょ?
しかし、我々の名付けた名前のとおり、昨年、熊が水浴びしている姿が目撃されています。ご注意を!

今日はいい一日になりました。[は。]

*1:もし、この記事で興味を持たれた方は、サロベツ・エコ・ネットワークまでご連絡ください。

*2:単純に昨年シカツノを拾ったという理由での命名です。