平成23年度のサロベツ自然語講座終了しました。
平成23年度サロベツ自然語講座受講生の皆様、ご参加ありがとうございました!来年もお待ちしています。
受講生の方が今年の講座について感想を書いてくれましたので↓掲載します。
今年度の「サロベツ自然語講座」は5日の「サロベツ検定」を最後に、終了しました。
私は、都合があって、5回のうちの2講座を受講できませんでした。
講師の方が魅力的だったので、ぜひお話を伺いたかったのですが、受講できなかったのは残念です。
「サロベツ検定」は、初級・中級・上級編に分かれていて、一度にすべて受けます。
昨年度分の問題・解答を、前回の講座の時に渡されていたのですが、勉強不足もあって、上級に合格できなかったのはひどく残念です。
この「サロベツ自然語講座」で、いろいろなことを知ることができました。
お恥ずかしい話ですが、正直言ってサロベツ原野は、「エゾカンゾウの花が咲くところ」という認識ぐらいしかありませんでした。
しかし、この講座をきっかけに、サロベツの興味深い自然に惹きこまれています。
最後には、来年度に向けての意見も集めらましたが、来年の講座も楽しみです。そして、来年こそは、もっとサロベツのことを知り、上級編に合格したいものだと思いました。
受講生:かのと
稚咲内海岸砂丘帯清掃に参加して
8日、9日両日にわたって約50名が集まり、稚咲内海岸草原散在ゴミ清掃を行いました。
稚咲内海岸草原の清掃活動は「観光客が来た時に、気持ち良く迎えられるように」といった趣旨もあるのだと聞いていました。6月に参加した際は目立つ大きなゴミだけを拾い集めましたが、かなりの量のごみが集まりました。道路から一望できる範囲がとても綺麗になり、見た目も気持ちもすっきりしました。
今回の清掃活動ですが、夏の間、風で飛んできたゴミ、残念ながら捨てられたと思うゴミもあって、明らかに眺望が悪くなっていました。前回よりは、たくさんの参加者によって丁寧にゴミが集められ、大量のごみを集めることができ、今回も砂丘帯は綺麗な眺望へと変化しました。
稚咲内海岸の一部は、定期的に清掃活動が行われているようです。その活動でも、稚咲内海岸の環境は良くなっていることと思います。しかし、豊富町の南から北までオロロンライン沿いの砂丘帯を広範囲で清掃したのは、今年が初めてではないでしょうか。見た目の問題もありますが、春には、大きなゴミの下に伸びることができずに黄色くなってつぶされている芽を見つけたこともありました。植生にとっても必要な活動だと思いました。
海沿いですから、どうしても風や波で流されてくるゴミも出てくると思いますが、この活動を続けることによって、確実に散乱しているごみを減らしていけることと信じています。
参加者:かのと
外来種一斉除去作業
11月1日、利尻礼文サロベツ国立公園パークボランティア豊富部会とNPO法人サロベツ・エコ・ネットワークの会員で、豊富町豊徳の開運橋付近にある特定外来生物のオオハンゴンソウの除去作業を行いました。
オオハンゴウソウは北米原産のキク科の植物で、黄色い花を咲かせ、人の背丈ほどに成長します。種子で繁殖する他、地下茎でも繁殖し、刈取りだけで根絶させるのは難しい植物です。オオハンゴンソウの群生地での除去作業は数年にわたって行われていて、まだ根絶には至らないもの、確実に数を減らしています。今回、枯草の合間に芽吹いていたオオハンゴンソウを、地下茎も育たないように、根が残らないようにと丁寧に抜いていきました。その結果、新芽でレジ袋4袋分を除去し、焼却処分することができました。
会員MT
豊富歴史探訪の旅2
豊富歴史探訪の旅へのご参加ありがとうございました。
以下、参加者の感想文を掲載させていただきます。
10月23日、「豊富歴史探訪の旅2」〜豊富の天然資源を巡る旅〜が行われました。 語り部さんから天然資源にまつわる歴史を聞いたり、普段一般人は入れないような場所を見学したりと、とても貴重な体験をさせてもらいました。
特に語り部さんのお話は、ご自身が体験されたり、見聞きしたりしたことをお話しされましたので、本当に貴重なお話を聞くことができました。
先ずは、温泉街にある温泉とガスの採掘施設を見学しました。一緒に採掘された温泉とガスは、施設で分離され、温泉は温泉宿に、良質なガスは暖房資源などに利用するため温泉街の一般住宅にも送られているようです。その後、近くにあるガス発電所に向かいました。今は、ガスの供給が少なくなったため閉鎖されたそうですが、一時期は、豊富市街地の電力をまかなっていた時代もあったそうです。
次は、福永石油採掘跡地です。奥深い所にその場所はありました。わずかながらも、今も真っ黒な油がフツッ・・フツッ・・と噴出し、流れ出ている様子を見ることができました。油が噴出しているところを見るのは初めてでしたので、感動しました。
そして、今はサロベツ湿原センターとなった場所にあった東圧ピート泥炭採掘跡地で、その時に仕事に携わっていた方からいろいろなお話を聞くことができました。
移動のバスの中でも、語り部さんからの話、豊富高校ボランティア同好会の学生さんの豊富の民話の読み聞かせもあり、息もつかせないほど(!?)の内容の濃いツアーでした。北海道を開拓し、それを引き継いできた人達が、厳しい自然環境の北海道でどのように自分たちの暮らしを発展させたのかを知ることができ、とても興味深かったです。来年もまた、このようなツアーが企画されるとしたら、ぜひ参加したいと思いました。
参加者:かのと
豊富歴史探訪の旅 PART2
<お知らせ内容>
昨年度の10月に「地域資源の見直し」を目的に実施したエコツアー「豊富歴史探訪の旅」はたくさんの方々に集まっていただき、好評を頂きました。今年も皆さんのリクエストにお答えして「豊富歴史探訪の旅2」〜豊富の天然資源を巡る旅〜 を企画します。今回のツアーでは福永石油採掘跡地、豊富温泉、温泉、ガス採掘地、東圧ピート泥炭採掘跡地(サロベツ湿原センター)など天然資源をテーマに町内をバスツアーします。
皆さんのご参加お待ちしています。
<イベントの内容>
「豊富歴史探訪の旅 2」〜豊富の天然資源を巡る旅〜
日 時:平成23年10月23日(日)13:15〜17:30
集 合:13:15 豊富町役場前 13:30 豊富温泉ふれあいセンター前
対 象:一般
定 員:30名程度
参 加 費:500円(保険料込)小学生以下は無料
*当日徴収させていただきます。
持 ち 物:温かい服装、歩きやすい靴、飲み物、雨具、カメラなど
※荒天の場合は中止とし、当日、午前11時頃に電話連絡いたします。
参加希望の方は事務局まで
ぱ
稚咲内砂丘林ドングリ植樹イベント
今年はドングリが少ないので、種まきではなく、2年前に旧稚咲内保育所に種まきして育った苗を、10月17日、稚咲内海岸線砂丘林帯に移植しました。
稚咲内保育所跡には、着実に育った2年目、3年目の苗がたくさん。その苗を、旧稚咲内小学校近くの砂丘林帯に移植しました。私は移植する柵内に初めて行ったのですが、柵で風から守られた土地が何ブロックもあり、先に植えられたと思われるドングリの木も根付いているようでした。この活動が何年も続いていることを感じました。
今回は、小学生から地元の大人までたくさんの方々が集まり、移植場所に新たに掘った穴に苗木を植えていきました。根付きやすいように、砂地に黒土を混ぜながらの移植は思ったより大変な作業でしたが、たくさんの人達で作業したので、すぐに穴は埋まっていきました。
作業の後は、焼き肉をしながらの交流会です。鹿肉などの焼き肉もおいしかったのですが、作業の後の程よい塩加減のおにぎりがおいしかったこと!
このドングリの“子”達も、無事大きく育ちますように・・
参加者:かのと
稚咲内砂丘林森林再生活動 ★★10月17日(月)に順延★★
「みんなで育てよう! どんグリーンの森」
〜 稚咲内砂丘林森林再生活動 〜
事前に集めたドングリを苗畑に植えます。 ドングリが確保できなかった場合は、苗木を移植します。 作業終了後、焼肉交流会も行います!
◆ 10月17日(月) 午前10時〜13時
場 所 : 豊富町稚咲内地区の旧稚咲内保育所跡地の苗畑に集合して下さい。
*場所のわからない方は旧稚咲内小学校正門前へお越し下さい。
対 象 : 一般(小学生以下は保護者同伴でご参加下さい)
持ち物 : 暖かい服装(野外活動)、雨具、帽子、飲物、軍手、あればスコップなど。
*小雨決行、悪天候の場合は順延とし、当日、午前8時頃までに順延のご連絡をいたします。
*参加にあたっては事前申し込みが必要です。
国立公園特別鳥獣保護区に指定されている稚咲内砂丘林では、7年前から住民と行政、NPOなどが一体となり、3haに渡って失われた稚咲内海岸線砂丘林帯の再生事業に取り組んでいます。 再生にあたっては、現地産ミズナラ、イタヤカエデなどの種の収集、種植え、植樹活動などを中心に活動を展開し、地域住民の継続的なボランティア活動として、毎年10月に行うドングリの種まき、苗植えイベントも定着しつつあります。 地域の方々をはじめ、地元自然クラブの小学生、関係者が参加し、植樹作業を行う他、地域交流を目的とした焼肉交流会を実施いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。